皆さんは貯金をしていますか?
毎月コツコツと貯めることはとても素晴らしいことですが、そのままでは生涯お金のことで苦労するかもしれません。
今回はお金の心配から逃れるための基礎知識をお伝えします。
・お金持ちになりたい
・貧乏から抜け出したい,将来貧乏になりたくない
・お金の勉強を始めようと思っている
なるべくハッピーに!!
お金持ちとは?
そもそもお金持ちというとどのような人を想像しますか?
アラブの石油王?大企業の社長?10億円持っている人?など捉え方は人それぞれあると思います。
ここでは野村総研の調査結果を基に、「お金持ち=資産が5,000万円以上の世帯」と定義しておきます。
ここでもう一つ面白いデータがあります。
このグラフ(2018年のデータ)を見ると、株式・債券・投資信託に投資をしている割合は、
日本→16.2%
アメリカ→53.9%
ユーロエリア→31.3%
となります。
日本人で投資をしていない人が84%というわけです。
僕はこの二つのデータは相関関係があると思っています。
つまり、「“非”お金持ち=”非”投資家」という式です。
というのも、フランスの経済学者のトマ・ピケティ氏が書いた「21世紀の資本」という本でr>gという不等式が出てきます。
rは資本収益率、gは経済成長率を表しています。
18世紀まで遡ってデータを分析したところ、rの収益率が5%あるにも関わらず、gの収益率が1〜2%程度しかなかったと指摘しています。
つまり、「資産(資本)によって生まれる(=資産運用)収入」は「労働によって生まれる収入」より成長スピードが早いということです。
資産を持っている人はより裕福になり、労働でしか収入を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない
僕は投資をすれば、誰でもお金持ちに近くことはできると思っています。
そして冒頭でお伝えした、「貯金だけでは貧乏になるかもしれない」というのはこういう点からです。
増えない給料
皆さんの給料は昨年と比べて増えていますか?
下のグラフを見ると、約30年前と比べて平均給与は40万円ほどしか増えていないのが分かります。
あとはインフレの不安もあります。
【1個100円のりんご】
・インフレ:1個110円になった→物の価値が上がった=お金の価値↓
・デフレ:1個90円になった→物の価値が下がった=お金の価値↑
【世界各国で起こったハイパーインフレ】
・ベネズエラ:毎年物価が180%アップ(2015年)
・ジンバブエ:毎日物価が倍(2008年)
・日本:毎年物価が40%アップ(1936年〜1947年)
【ステルス値上げ】ポテチの内容量を例にすると、昔は90gくらいだったのが、今は60gくらいですよね?このように値段は維持して内容量を減らして、実質値上げということもあります。
続いては過去の日本のインフレ率のグラフです。
最近はインフレ傾向にありますね。
続いて今後の見通しです。
この見通し通りにインフレが続くかは分かりません。
しかし、給料が上がらず物の価値が上がっていく一方の今の時代は、貯金をするだけではなく、投資にお金を回さないと金銭的に苦しい思いをするかもしれません。
かといって、貯金全額を投資に回す必要はありません。
必要な生活費の半年〜1年分は、貯金しておくと安全だと思います。
まだ投資をしていない方、投資をしたいけど迷っている方はこちらもご覧ください。