楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)は、米国ETFであるVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)に投資ができる投資信託です。
結論を言うと、初心者の方には楽天VTIがオススメです。
分配金を受け取って、日々のキャッシュフローを得たいのであればVTIがオススメです。
この記事を読んでいただき、お自身の投資方針に合った選択をしてもらえると嬉しいです。
今回はVTIの特徴を踏まえながら、楽天VTIについて簡単に解説していきます。
・投資初心者
・楽天VTIについて知りたい
・アメリカの企業に投資をしたい
なるべくハッピーに!!
VTIとは?
アメリカのヴァンガード社が販売している、Vanguard Total Stock Market Index Fund ETFという商品の略称です。
VTIは経費率が年間0.03%とかなり安いことが特徴です。
連動する指数
VTIは米国株式市場に上場している会社の、ほぼ100%を網羅する指数である、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動します。
この指数は約4,000銘柄で構成されており、VTIを買うことでアメリカ全体に投資することが可能になります。
構成銘柄TOP10
TOP5の銘柄はS&Pと同じです。
そして10銘柄で約4,000社のうち25%程を占めています。

楽天VTIとは?
正式名称は楽天・全米株式インデックス・ファンドといいます。
この商品はVTIに対して投資をする投資信託になります。
楽天”全世界”株式インデックス・ファンドもあるので注意してください。

VTIがホールケーキで、楽天VTIがカットケーキのイメージです。
VTIの場合は「ドル」で投資する必要があり、1株あたり約2万円が必要になります。
楽天VTIの場合、「円」で購入ができますし、投資信託なので少額からの投資もでき、積立設定も可能なので、投資初心者の方がアメリカ全体に投資したい場合は、VTIよりも楽天VTIの方が簡単に投資できると思います。
楽天VTIの手数料は年間0.162%(VTIの0.03%を含む)です。
VTIと比べると手数料が高くなりますが、楽天VTIもかなり安い手数料です。
楽天VTIのメリット
・購入時手数料が無料
・少額投資が可能
・積立投資ができる
・つみたてNISAやiDeCoでも投資可能
・分配金への国内課税を繰り延べできる
VTIの場合、分配金が得られます。
VTIの分配金を得る際には、アメリカと日本の両方で税金が差し引かれることになります。
しかし、楽天VTIは分配金が支払われず、VTIからの分配金をそのまま再投資をしてくれます。
なので、アメリカで10%の税金が引かれるだけで済みます。
【VTIの場合】
分配金に対して、アメリカ(10%),日本(20.315%)での課税。
【楽天VTIの場合】
アメリカ(10%)での課税のみ。
まとめ
VTIと楽天VTIの違いはなんとなく理解できましたか?
初心者の方には、楽天VTIの方がオススメということをお伝えしましたが、VTIは年4回の分配金があります。
日々の生活の中で、給料以外の収入が欲しい方はVTIに投資するのもありだと思います。
僕はVTIに投資をしていて、彼女は楽天VTIに投資をするというスタイルです。
分配金が欲しいというのもありますが、ドルと円の両方で投資をすることで為替リスクの分散も狙っています。
この記事が皆さんの投資方針の参考になれば嬉しいです。