皆さんは投資をする際、ランキングを参考にしたことはありますか?
ランキング上位だからといって優秀な銘柄だとは限りません。
今回はNISAランキングを見て感じたことやNISAで買ってはいけない投資商品・NISAでオススメの投資商品もお伝えします。
なるべくハッピーに!!
NISAとは?
毎年最大120万円の非課税投資枠があり、最長5年間の非課税投資期間が設けられています。
詳しくはこちらをご覧ください。
NISAランキング
ランキングの振り返り
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有名企業の高配当株がずらりと並んでいますね。
では1位の日本たばこ産業を例にして簡単に解説していきます。
2914日本たばこ産業(JT)
JTは、高配当株投資に興味のある方や実際に行っている方はかなり馴染みのある銘柄だと思います。
僕自身もネオモバで高配当株投資を始めた時、1番初めに買った高配当株がJTでした。
高配当は魅力ですが、減配や元本割れのリスクも考えた上で手放しました。
日足チャートを見るとDの部分、配当落ちでかなりかなり株価を下げていますね。
また、配当落日である2020年の12月29日には株価が96円(4.4%)下落しています。
配当落日:権利確定日の次の日のことで、この日に株を売却しても配当金は得られるため、配当金の権利を獲得してから売却するという人が多い。
JTの場合、年間配当金が154円なので半年で77円です。
ということは配当金で77円得られたが、株価の下落が96円なので、1株あたりマイナス19円ということになります。
つまりNISAで高配当株投資をしていても資産は増えないどころかむしろ減っていく可能性の方が高くなります。
2位の三菱UFJフィナンシャルグループに関しても、権利落ちによる株価の下落が見られます。
NISAで買ってはいけない株
①高配当株
NISAで非課税の配当金を貰って再投資(再び株を購入)するという方もおられますが、それであれば配当金を出さずにどんどん成長をして、株価を上げていくような銘柄に投資した方が良いかと思います。
先程のJTのように配当金<株価の下落になっているような銘柄は自身で半年ごとに損を確定させているようなものです。
②インバースETF
インバースとは日本語で「逆」という意味です。
1357日経平均ダブルインバースというETFは、「日経平均が下がれば、その2倍株価が上昇する」「日経平均が上がれば、その2倍株価が下落する」というものです。
つまり日経平均の逆に2倍値動きするというものです。
チャートを見てみると右肩下がりになっているのが分かりますね。
基本的に株価というものは上がるものなので、わざわざ下がる方に投資する意味はないのかなと思っています。
NISAの場合は長期投資前提なので、この銘柄と相性は悪いですね。
NISAで買うべきはETF
ETFとは?
NISAでETFを買うべき理由
NISA口座の場合、他の口座との損益通算ができません。
つまり、損が出ないような投資をする必要があります。
ETFの場合、プロが銘柄の選定・組み替えをしてくれるので、不調な銘柄を省くことができます。
オススメETF
①VTI:Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF
VTIはアメリカ市場で売買できるほぼ100%の銘柄を網羅しています。
アメリカ全体に投資でき、経費率も0.03%と安いのも魅力です。
10年チャートを見ると右肩上がりで株価を上げています。
②VT:Vanguard Total World Stock Index Fund ETF
VTIは”アメリカ”全体でしたが、VTは”世界”全体に投資が可能です。
約7,400銘柄で構成されており、これは全世界の株式市場時価総額の約98%を占めています。
国別で見るとアメリカが半分を占めているので、アメリカをメインにしつつ世界各国へも投資したいという方にオススメです。
経費率はVTIより少し高い0.08%ですが、世界中に投資ができますし他のETFと比べても格安だと思います。
10年チャートを見るとVTも右肩上がりですね。
まとめ
今回はNISAで高配当株は買ってはいけない、オススメはETFというお話をしました。
NISAは年間120万円が非課税で運用できるので、株価の上昇が期待できる投資の方がリターンが大きくなるのではと考えています。
皆さんの投資方針の参考になれば嬉しいです。
NISA口座を開設するなら楽天証券がオススメです。